祝★入稿完了!~デジタルイラスト学習を振り返る
本日、8か月かけて学んだデジタルイラスト絵本全頁を、ようやく入稿完了いたしました!
タイトルは『ビーバーと どろぼうの すてきな ひろいもの』。
11月20日(月・大安)、みらいパブリッシングから発売予定で、現在出版準備を進めております。
実は、絵本の絵を描いたのはこれが初めて!
絵本作家を目指す人の多くは「絵を描くことが好きな人」だと思いますが、実は私、これまでほとんど絵を描いたことがない!
この作品以前にコンテストに応募した絵本は、絵が得意な協力者さんを探して描いてもらっていたほどで、当初は自分で描こうとも思っていなかったのです。
そんな私が、今作は自分で描くことにしたのには、いくつか理由があります。
- 息子のお絵描きに触発されて、自分でも描いてみたくなった。
- 絵本の絵は多様で、上手くなくても味があればいいのかも?と思えた。
- 自分で描けば勉強になる。自分磨き。(逆に、自分でも少しは絵を描けないと、絵本を作り続けられないのでは?という危機感もアリ)
- その他、依頼費用や増刷時の印税折半、マッチングなど環境的要因(結局最後はこれに一番背中押されましたw)
これまでモノづくりは大好きで色々試行錯誤するけど、絵に関しては、高校の美術以来、ほぼ描いたことがない・・・かなり勇気のいる決断&無謀な挑戦でした。
イラストを学ぶ方法を「探す」ことからスタート
まず画法は、procreateを使ってデジタルで描くことを決めました。(デジタルの方が修正が楽ですし、procreateは共作者さんが使っていたので私も前からインストールはしていて、アナログ感のあるブラシが絵本制作と相性がよさそうなので。)
とはいえ、絵に関してド素人なわけですから、さすがに独学だけでは難しい。
近所のイラスト教室やら、個人指導している方やら、専門学校の社会人コースまで、とにかく得られる情報を調べまくって、比較検討して、最終的にたどり着いたのはegacoというサービスでした。
イラスト・漫画(マンガ)教室 egaco(エガコ) (smiles55.jp)
対面で、自分のipadを持ち込んで、自分の描いた絵の悩みについて、具体的な添削を受けられたことが何より助けになりました。
もう、Special Thanks to egaco(千葉校)!って叫びたい気持ち。なので、とりあえずブログに書いてますw
今度許可を得られたら、具体的に絵の添削Before&After編を掲載したいと思っているところです。
そういえば以前にも、Twitterで少し添削Before&After紹介してました。↓
https://x.com/koalayu21/status/1625824471415398401?s=61&t=19WGSv3oPrjoupv2eE7iQA
イラストを描いて、気がついた世界
そんなわけで、本作は全力集中で自力で絵を描くことになりまして。
気付くと、絵を描くようになってから、生まれてはじめて、花や空、景色をよく観察するようになりました。
いままでなんとなく、きれいだな~って見ていたものを、改めて、じっくり、「こんな色をしていたんだ。こんな形をしていたんだ。こんな影ができるんだ」って。
町に貼られたポスターや、テレビで普段みていたアニメも、「うわぁ、これ、ここがすごくない?!ここの感じが好き」って、目がいくようになりました。
ああ、絵を描く人って、こんな風に世界を見ていたのですね… (;O;)
40半ばにして、初めて見えてきた、目に映る世界。ちょっとだけだけど感じた、絵を描いている人たちの見ているであろう世界。
いままで普通に見ていたはずだけれど、見えていなかったこともなんと多いことか… 感慨深いものがあります。
今後のチャレンジ
『ビーバーとどろぼう』のラフを描き始めたのは、今年2023年の1月。丸8か月間の挑戦が、ようやく形となって、出版社に提出完了!協力してくださったすべての方に、ご報告と感謝の気持ちをこめて。ありがとうございました!
デジタルイラストの学習方法などについては、また今度記事にまとめたいと思います。
また、ビーバーの後にはウミウシの絵本作品を自分で描こうと決めているので、そちらも少しずつ描きつづけていきます。
今は『いかにビーバーの絵本を知ってもらうか』に脳内アンテナ切り替え中。
コラボ企画など、アイデアのある方はぜひ、お知恵を貸していただけると嬉しいです。
絵本『ビーバーとどろぼうのすてきなひろいもの』特設サイトはこちら↓